ICFイラストライブラリー 日本語版
 
心身機能

 
第 1 章
精神機能
全般的精神機能
b110 意識機能
 
周囲への意識性、明瞭性の状態に関する全般的精神機能であり、覚醒状態の清明度と連続性を含む。

含まれるもの
意識の状態、連続性、質に関する機能。意識消失、昏睡、植物状態、遁走、トランス、憑依(つきもの)状態、薬物による意識変化、せん妄、ステュ−パ(中等度意識混濁)。

除かれるもの
見当識機能(b114)、活力と欲動の機能(b130)、睡眠機能(b134)。



b1100 b1101 b1102 b1108 b1109      
意識状態 意識の連続性 意識の質 その他の特定の意識機能 詳細不明の意識機能      
この精神機能が変化する場合には、意識の混濁、ステューパ(中等度意識混濁)、昏睡などの状態が生じる。 覚醒度、明瞭性、意識性を持続的に認める機能で、これが変化すると遁走、トランス状態、およびその他の類似の状態が生じる。 この精神機能に変化が生じると、覚醒度、明瞭性、周囲への認識性の質が変容する。例えば、薬物による意識変容やせん妄が生じる。          
               


イラストのコピーライト 国際医療福祉大学 高橋 泰